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人材確保事例紹介

株式会社 西尾硝子鏡工業所 代表取締役 西尾 智之 氏

ビジョンの「見える化」によって
経営者と従業員の意思統一を図り、
お客様満足度と業績を向上。

株式会社 西尾硝子鏡工業所
代表取締役 西尾 智之 氏

3年連続赤字からのV字回復

 他界した父の後を継いだのは、私が26歳の時です。しばらく経営は安定していましたが、2008年のリーマンショックで業績が急激に悪化してしまい、売上が半分に減るなど極めて厳しい状況に置かれました。様々な手を打ちましたが、売上は戻らず、3年連続の赤字でした。当時は26名の従業員を抱えていましたが、リストラをせざるを得ないような状況になってしまい、「次は俺じゃないか」と社内は疑心暗鬼になっていたのです。
 この負の連鎖を断ち切ろうと、その当時、組織改革に着手しました。全従業員に模造紙を渡して会社に対する不満や自分ができることなどを書いてもらい、経営者に向かって普段言えないことを全部吐き出させ、全てを受け止めて従業員に謝罪しました。そして経営方針の発表の場で、「この一年間がんばっても赤字なら、会社を畳む」と伝えたのです。経営者として覚悟を決めたら従業員も必死になります。結果からすると、その年はリーマンショック前の半分の売上でしたが、過去最高益を計上するなどV字回復となりました。

人材戦略を棚卸しするきっかけとして参加

 復活した要因の一つは、社内努力をした結果、会社が筋肉質になったことにあります。赤字になるということは、結局のところお客様に支持されていないということです。その理由について考え、問題を一つずつ潰していく。単純な話であれば、製造したガラスに傷が多いというクレームが来ても対応しない、お客様に挨拶しない、といったことも是正しました。会社全体が「当たり前のこと」をちゃんとやろうという意識に変わったのです。それからは経営も順調で、自社製品を作るといった新しい事業の立ち上げや、売上構造の中身を変化させながら現在の事業に至っています。
 今回、東京都主催の人材戦略講座に参加したのは、人材採用や育成を含めた戦略について、いままでの取り組んできたことが本当にどこまで正しかったのか、改めて振り返って確認し、棚卸しをしたかったというのが率直な理由です。全部を見直すというよりも、「これまで自分がやってきたことは正しかった」と思えればそれでいいし、新しく考えさせられることがあれば見直せると考えたからです。

オフィス外観

自分への問いかけを体系的に整理する方法

 人材戦略講座を受講して個人的に刺さったのが、「どういう人材が欲しいかをきちんと経営戦略上に反映し、経営者だけではなくて全員が共有できていますか」という講師の一言でした。当社の計画書には欲しい人材像を明記していますが、それを全員が共有しているか、本当にその人材で良いのかなど、自分への問いかけを体系的に整理して考える方法を学び、すぐに取り入れることにしました。
 また、人材戦略講座終了後のコンサルティングでは、大きく分けて人材育成と採用に関して相談しましたが、「経営戦略や人材に対する思いがしっかりしている」と、逆にコンサルタントの方に驚かれるほどでした。そこで、経営戦略や人材戦略について私がお話したことをコンサルタントの方にとても綺麗にまとめていただきまして、それが私にとっても会社にとっても、とても助かりました。これまで自分なりに理解していたことをA4の用紙2枚で体系立てていただきました。

意思疎通を促すビジョンの「見える化」

 「これを使って幹部の方と議論されたらどうですか?」という提案をいただきまして、すぐに実行しました。
 すると、私が目指しているビジョンや思いが、幹部たちの考えている現状認識とビジョンに乖離があったのです。何となく同じ方向を向いてはいましたが、特に5名中2名の幹部とは認識がまるで異なっていました。他の3名は「いつも社長が話していることですよね」と言っていましたので、要はコミュニケーション量が足りていなかったのです。回り巡って、最後にたどり着いた課題はここ(コミュニケーション不足)だったのかと新たな発見ができました。
 当社ではお客様満足度調査を実施していますが、ビジョンがより浸透したことで満足度が上がっています。するとお客様のリピーターが増え、結果的に売上も伸びる良い循環が生まれるきっかけになりました。
 また、採用についても、これまであまり理解していなかったダイレクト・リクルーティング(直接的に応募者とコンタクトする採用手法)の様々な手法についてもアドバイスをいただき、そのなかからAIを使って直接的に応募者を抽出して、そこに対してアプローチをしていくダイレクト・ソーシングの手法で2名採用することができました。2名とも前職はサービス業ですが、若くしてお客様目線に自然となれる人材が欲しかったからです。採用はチームプレイですので、意思疎通は非常に大切だとあらためて実感しています。

ガラス製造 工場内

【コンサルタントによるコメント】

 同社では社員に対する経営の関与を促進するために、事業発展計画書の作成と事業発展計画発表会の開催を毎年行っており、それを起点として企業内コミュニケーションの場づくりを積極的にしかけてきました。そのような基盤を生かした人材戦略の実行についてアドバイスしました。
 経営戦略を中心に会社への思いを共有し、言いたいことを自由に言える本音集団を作り、「顧客価値、自らのやりがい、会社の収益」の3つが一致する人材マネジメントを目指すという経営者の思いが強く、その実現のためにも求める人材の確保が重要で、特に中核人材確保は大きなテーマでした。そのための活動についてのアドバイスも実施して、ダイレクト・リクルーティングの手法で採用に成果が出るとともに、幹部間での人材戦略の共有につながりました。

【企業データ】

  • <資本金>1,000万円
  • <代表者>西尾 智之
  • <創業年>昭和7年
  • <従業員数>23名
  • <東京本社所在地>東京都大田区大森北5-9-12
  • <事業内容>一般板ガラス・鏡の加工卸、内装工事など
  • <URL>http://www.nishio-m.co.jp
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